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代替医療リポート






アガリクスAHCC


 北海道大学や帝京大、杏林大、関西医大などの大学病院をはじめ多くの病院や医院で、基礎研究や臨床に取り入れられているAHCC。西洋医学では注目されにくい機能性食品としては、積極的に研究会が開催され臨床例が多いことも特徴だ。

 AHCC(Active Hexose Correlated Compound)は、数種類のキノコの菌糸体、植物でいえば種にあたるものを培養 し、濃縮し粉末化した製品である。キノコ特有の成分であるβグルカンが豊富に含まれ、免疫力を高める作用がある。免疫力を高めることで、ガン細胞への抵抗を強化し自然治癒力が高まるというわけだ。
 そういった意味では、霊芝やアガリクスと同様のものともいえるが、これらとは異なり、多くのαグルカンを含んでいる事が特徴としてあげられる。またAHCCは、札幌にあるバイオ関連企業のアミノアップ化学が開発し、唯一の製造元となっていることから、多数の製造元によって品質にばらつきが出てしまうアガリクスなどに較べ、安心できるという医師の声もある。

 AHCC使用については、食事を普通に摂取することが可能な人なら、いつでも治療に取り入れられる。一般 的な西洋
医学の治療と併用できるだけでなく、放射線治療や抗ガン剤治療による副作用を軽減する効果 も得られるという。

 そんなAHCCの劇的な臨床例に着目し、積極的に治療に取り入れている医師のひとりが、奈良県の北病院院長・北廣美医師だ。

 もともと消化器外科医として、胃ガンや大腸ガンなどの治療に当たっていた北院長は、再発や転移というガン患者に対して、最終的に西洋医療、いわゆる保険診療では太刀打ちできなくなってしまう現実に疑問を感じたという。

「最終的に、これ以上は治療ができませんので、お帰りくださいと言わざるをえない状況になると、そこで医者と患者さんとの縁が切れてしまう。患者さんにとってみたら非常に苦しい立場に追いやられるわけですね。

 本来どんな病気でも、最後までそばにいて、患者さんの気持ちを慰めながら、治療に当たらなければいけない。そういう治療を主治医としては中断してはいけないんですね」

 北院長は「最後まで一緒に戦うため」に、保険診療以外の治療を探しはじめる。健康食品や薬品など、製造している工場や研究所のほか、実際に使用している病院まで、日本各地を訪ね歩く。

 そんな時、アメリカから来日したゴーナム博士が行った症例報告の講演をたまたま聞く。その実績に興味をもち、AHCCの導入に踏み切った。

 そうして北院長が治療にとりいれたAHCCは、一番最初の症例が非常によく、納得のいく感触を得たという。

 中でも効果が大きかったと思われる症例は、当時58歳の肝臓ガン患者。他の病院で手術はできないと言われ、北病院を訪れる。平成7年12月のその時、腫瘍の大きさは直径9センチもあったという。すぐにAHCCを始め、先にかかっていた病院で検査だけを受ける形で治療が進められた。腫瘍は徐々に小さくなり、平成11年には完全に消失した。

 北病院での治療は、健康食品などの代替療法に関して、良いものと悪いものを見極めて正しい利用の仕方を指導する。

「今は私のほうから提案するということはないんです。いろんな本を読んだり、人から聞いて『この方法をぜひ試してみたい』という方が圧倒的に多いですね

 そこで、どういう治療をされているのかを確認すると、すでに他の代替療法などもされています。ただし、そういったものの組み合わせとか、どのように飲んだらいかというのは皆さんご存じないので、それをキチッと指導してあげると。

たとえ健康食品といえども、やはり治療に大事なものですから、その量や種類をキチッと組み合わせる必要があります。やはり、ムダな飲み方をされている方もあるんですね。打ち消してしまうような組み合わせとか、中には免疫を下げるような健康食品もありますので」

 客観的・専門的な判断基準に乏しく、自分の選んだ健康食品が正しいかどうか不安なものである。医師から方針を示されて断言されることで、患者は気持ちが落ち着くという。診察室に入る時は深刻な顔つきでも、帰る頃にはニコッとしているという北院長の言葉が印象的だ。

代替療法について否定的な医師は少なくない。
そうした意見に対する北院長の考えを聞いてみた。

 代替療法を疑問視する声もありますが、抗ガン剤や放射線ではガンを撲滅することはできないわけです。ですから、ひとつの治療だけでなく、いろいろな方法を、時期や症状に応じて使い分けていくことが大事だと思います。ガンの治療には保険診療も保険外診療もないんですよ。

 健康食品なり栄養補助食品というのは、普段の食事で摂取している原料を濃縮しただけのものですから、それが決して悪いわけはないですね。ただ、やはり高価なのと、それがどの程度効くかというデータが一部しか出ていないという問題はあるでしょう。AHCCの場合、ガン学会でも多くの研究発表がされていますし、比較的信用できるものと我々も解釈しています。 

 医師が専門外のことまで勉強する時間がない、保険診療で枠が決められていて一般 の病院では対応できないというのが現実です。


※「AHCC」は(株)アミノアップ化学の登録商標

 

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