アロマセラピー
アロマセラピーの基本は芳香浴・アロマバス・マッサージ。鮫島浩二医師の指導をもとに、自宅で実践できるテクニックや症状別
オリジナルレシピを紹介する。
芳香浴とは?
室内に香りを拡散させ、空気を清浄させる
室内に精油を拡散させて、鼻から脳へ、呼吸器から肺へ、精油の芳香成分を取り入れていく。脳や肺に送り込まれた芳香成分は、血液の流れにのって、全身を駆け巡る。
室内に香りを拡散させるには、ディフューザー(芳香拡散器)を使うと良い。ディフューザーには、熱で拡散させる電動式のものや、風で拡散させるファン型のものなどがある。匂いが弱まったら、精油を追加しよう。
ディフューザーがない場合、熱めのお湯を入れたコップの中に精油を落とす手もある。熱めのお湯を使うのは、精油には熱を加えると、香りを拡散させる性質があるからだ。しかし、匂いや油脂分が残るため、専用のコップを用意したい。
その他、ハンカチやティッシュなどに精油を落として、香りを楽しむのも良い。外出先でも手軽にケアできるので、便利だ。その際、直接、肌に触れないようにしよう。精油によっては、かぶれる場合がある。
●ディフューザーの場合
オススメ▼部屋の空気清浄、風邪の予防など
●コップの場合
オススメ▼リラックスしたいときなど
●ハンカチの場合
オススメ▼乗り物酔いなど
芳香浴のポイント3箇条
1 匂いが弱まったら、精油を追加すること
2 コップを使う場合、専用のコップを用意
すること
3 ハンカチを使う場合、直接、肌に触れないこと
アロマバス
普段の入浴時に、精油を落とすだけ
バスタブの油に精油を落として、お湯の中の芳香成分を肌から全身へ、空気中の芳香成分を呼吸器から脳や肺へ、取り込んでいく。普段の入浴と同じく、肩まで浸かって暖まるだけで、アロマセラピーによる効果
を得ることができる。
さらに、全身浴だけでなく、手や足、腰など体の一部をお湯に浸す部分浴もある。
手 浴
オススメ▼手のむくみや冷え、手荒れなど
やや熱め(約40度)のお湯を入れた洗面器の中に、精油を2、3滴落とす。よくかき混ぜた後、10〜15分、両手を手首まで浸す。
足 浴
オススメ 足のむくみや冷え、水虫など
やや熱め(約40度)のお湯を入れたバケツの中に、精油を3、4滴落とす。よくかき混ぜた後、15〜30分、両足を足首まで浸す。
全身浴
オススメ▼疲労、冷えや肩こりなど
ややぬるめ(約38度)のお湯を入れたバスタブの中に、精油を落とす。よくかき混ぜた後、15〜20分、全身浸かる。
半身浴
オススメ▼冷え、月経時の痛みなど
ややぬるめ(約38度)のお湯を入れたバスタブの中に、精油を落とす。よくかき混ぜた後、30〜40分、おへそまで浸かる。
座 浴
オススメ▼膀胱炎、産後の会陰部のケアなど
ややぬるめ(約38度)のお湯を入れたたらいの中に、精油を落とす。よくかき混ぜた後、5〜10分、腰まで浸かる。
アロマバスのポイント3箇条
1 家庭用バスタブでは、2〜5滴のオイルが目安。一人入るごとに1滴ずつ追加
2 子供が入浴する場合、オイルの量を控えること
3 入浴中もお湯をかき混ぜること
マッサージ
マッサージをしながら、皮膚の毛細血管から全身へ、精油を取り込んでいく。直接、精油が吸収されていくので、高品質の精油を選ぶことがポイントとなる。使う前にパッチテストをして、アレルギー反応を起こさないかどうか、確かめておこう。
マッサージはお風呂上がりに行うのが効果的だ。毛穴が開いているので、オイルを取り入れやすいからだ。オイルをつけた部分をなでたり、押したり、もんだりしてみよう。
軽くタッチするのが基本だ。終了後、オイルを拭いたり、洗ったりしないように。マッサージできない部分には、オイルを塗ろう。
マッサージをする際、原液をそのまま使用しないように。精油の希釈濃度は1〜3%。たとえば、濃度1%ではキャリアオイル10pに対して、精油2滴を混ぜることになる。濃度を上げても、早く治るといったことはない。
マッサージ用の精油は作り置きも可能だが、その場合、遮光ビンに入れて冷蔵庫に保管しよう。また、1〜3カ月で使い切るようにしたい。
オススメ 肩こりや腰痛、手足のむくみ など
パッチテストの手順
実際のマッサージに使用する濃度の約2倍のオイルを用意する
↓
ティッシュに1滴落として、皮膚にはりつける
↓
アレルギー反応があれば、ただちに洗い流す
↓
約20分間、そのままにしておく。
その後、2日間、何も異常が起こらないか反応を見る
マッサージのポイント3箇条
1 精油を1〜3%の濃度に希釈すること
2 使用前、パッチテストを行うこと
3 軽いタッチで体の部位を刺激する。 終了後、オイルを拭いたり、 洗ったりしないこと
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