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代替医療リポート






ストレッチ

 健康を自負している人でも、一度は悩まされた経験があるもの…。それが肩こりと腰痛だ。症状が現れても、たいていの場合は肩を軽く回したり、腰の周囲を自分でたたいて終わりだるう。

 しかし、これも悪化すると吐き気を伴って動けなくなったり、歩くのも苦痛になったりする。そもそも肩こり・腰痛はどうして起こるのだろうか。予防法はないのか。ウチイケ鍼灸整体院院長の内池正弘先生が、そのメカニズムとケア方法をレクチャーずる。


循環障害が肩こり・腰痛のおもな原因

 肩こり・腰痛は、多くの人が抱えている体のトラブルだろう。しかもそれらの症状は、単独ではなくセットになって現れやすい。それというのも、首から出ている大きな筋肉「僧帽筋」は胸椎につながっており、どちらかに異常が起きると、もう一方にも影響を与えるからだ。

 肩こりの原因を簡単に説明しよう。肩の関節は「自由上肢体」と呼ばれる球関節で、自由に動くという特質がある。球関節の周りの筋肉はきわめて丈夫にできており、筋肉は収縮と弛緩を繰り返すことによって血液を循環させる。

 筋肉が収縮したり弛緩したりするためには適度な運動が必要となるが、これが不足すると体内に乳酸などの老廃物がたまり、痛みを引き起こす。つまり循環障害が起きて肩こりという症状が起こる。

 腰に関してもほぼ同様。肩が自由上肢体なのに対し、ひざは「自由下肢体」。こちらは不完全な蝶板と軸関節で、やはり肩で生じたような筋肉と循環器の障害が出てくる。ひざで起こったトラブルはすぐ腰へと伝わり、腰痛になるのだ。

 ただし、肩こり・腰痛はストレスや内臓のトラブル、目の疲れなどが原因になることもある。場合によっては、専門医に診てもらりことも必要だ。「たかが肩こり」「たかが腰痛」と軽く考えず、的確なケアを心掛けよう。


ストレッチを生活の一部に取り入れる

 肩こり・腰痛のメカニズムについては、分かってもらえただろうか。筋肉を収縮させたり弛緩させたりするには適度な運動が効果的なことは先に述べたとおりだが、その運動も特別なことはいらない。逆に過激な運動は健康を損ねる場合があるほどだ。

 運動が嫌いな人もいるだろう。その中には怠け心から運動をしたくないわけではなく、体の調子が悪くなるから遠ざけてしまう、というケースもある。

 そんなときにお勧めできるのは散歩だが、これものんびりゆっくりと歩くのでは効果が薄い。歩くときは速足を心掛け、20分間は歩き続けるようにしたい。もう一つがストレッチだ。

 これは家の中で、しかも思い立ったときにいつでも実行に移せる。ただし、1回だけで肩こり・腰痛が解消できるわけではないので、生活の一部に取り入れて継続的に行おう。そうすれば、肩こり・腰痛知らずの毎日が過ごせるだろう。

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