電子療法
超短波・負電荷治療
電子療法――この言葉た耳にしたことのある読者は少なくないはずです。超短波や低周波など電気の力を利用して、病気やけがの治療・予防に役立てる療法のことを、一般的にこう呼びます。
電子療法は、肩こりや神経痛だけでなく多様な病気や症状に有効なのですか、正確に理解している人は思いのほか少ないのが現状です。電子療法について幅広く知ってほしいそれがこの連載の目的です。
電子療法が、がんに対してどのように有効なのかを述べる前に、今回は人体と電気の関係について触れます。
私たちの体から微弱な電気が発生していることは、多くの方がご存知でしょう。これは約60兆個の細胞のーつひとつが電気を起こしているからです。
細胞の中心には核が、一番外側には形質膜と呼ぱれる膜があります。形質膜にはわずか百万分の7・5ミリの薄さで、百万分の3〜7ミリの穴が無数に空いています。
そして形質膜の外側は十(プラス)、内側は一(マイナス)に帯電しており、不要な物質が穴から自由に入って来られないように、また細胞内の物質が穴の外に流れ出ないようになっています。
しかしこのままでは細胞自体が新陳代謝できません。そこで細胞に適度な刺激が加わると、一時的に帯電状態が変化するようになっているのです。これにより酸素や栄養素などが細胞内に入り、老廃物や炭酸ガスなどの不要物が細胞外に排出されるしくみになっています。これが細胞の新陳代謝というわけです。
多くの病気は体温を上げることで改善
つまり、細胞の新陳代謝は「電気的に行われている」といっても過言ではありません。
この原理を利用して患部の細胞に適度な電気的刺激を与え、その働きを正常化することで治療に役立てようというのが、電子療法の基本的な考え方。いま、「その働きを正常化して」と書きましたが、細胞の働きが正常化することは、すなわち新陳代謝が活発化すると言い換えられます。
では、新陳代謝が活発化すると人体はどうなるのでしょうか:答えは「体温が上がる」です。細胞の新陳代謝の活発化により血液やリンパ液の流れが盛んになり、この結果として体温が上がります。
逆にいえば、これらの流れが悪い人は体温が低いということは新陳代謝もよくありませんから、病気になったり体調不良になりやすいのです。事実、大阪のある病院でアトピーの重症患者の末梢血液循環を調べたところ、ほとんどの人の血流量が普通の人の半分から3分の1以下だったという調査結果があります。
がんで余命3〜4年と宣告された医師が、伝統的な温熱療法であるコンニャク療法により 年ほど生き長らえた事実もあります。
コンニャク療法とは、コンニャクを温めて患部に当てることで新陳代謝を高める療法のこと。民間療法とはいえ理にかなっていることに、読者はすでにお気づきでしょう。肝臓を温めることで新たながん発生を予防 新陳代謝が活発化すると体温が上がる――逆もまた真なりで、体温が上れば新陳代謝も活発化します。
つまり、体温を上げれば細胞の働きが正常化して、病気などの症状の改善が期待できるのです。アトピーなどは、体温を1〜2度上げるだけで十分効果的。免疫力・抵抗力が高まるのですから。
このメカニズムを、がんに当てはめてみましょう。現在では多くのがん患者が抗がん剤を投与されています。けれど周則のとおり強烈な副作用がある一。強い薬であるために、体内で解毒を司る肝臓が弱まり、抵抗力が落ちます。
一方で肝臓は、抗がん剤の解毒に必要な活性酸素をさかんに放出します。活性酸素は細胞を傷つけ、がんの原因となることは知られていますが、実は体内の解毒にも役立っているのです。
とはいえこの状態は、結果的に抗がん剤が新たながんの原因になっているということになります。ここで肝臓を温めると肝臓の働きが活性化され、活性酸素の放出量も減少、新たながん発生を防ぐことになります。
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