O−リングテスト
O-リングテストをご存じだろうか?
被験者が親指とそれ以外のもう1本の指を使ってOの字を作り、それを験者が、被験者の体の一部分に触れたのちに引っ張ると、指で作ったOの字が簡単に開く場合とそうでない場合がある。その開閉の様子で、病気をピタリと当ててしまうというものだ。
被験者はOの字を開くまいと、指に力を込めるが、験者が指した部位によっては、そこが患部と関係している部位
だった場合、指はあっけないほど簡単に力を失う。
素人から見たら、キツネにつままれたようなこの検査法を確立したのは、アメリカの心臓病研究センター所長などを務めていた大村恵昭博士。アプライド・キネシオロジー(筋肉の機能を応用した治療法)で、異常部位
刺激によって筋力が変化する現象を知ったことがきっかけで研究を開始した。
研究を重ねるうちに、漢方で言うところの、左右の手首にある12の経絡をはじめとする代表領域の存在が明らかになり、異常部位
との関係もわかってきた。異常部位の代表点を圧縮すると、筋力が弱まる。つまりO-リングでは、指が開いたときに験者が指していた代表点により、どこが悪いのかがわかるのである。
現在では開発が進み、被験者自身がOの字を作る「直接法」ではなく、第三者がOの字を作る「間接法」が主流になったという。これにより、指を動かせない赤ちゃんや動物を検査することも可能となった。
「一口にO-リングテストといっても、代表部位を直接手で触れる方法や、金属棒で触れる方法などさまざま。また使う指も、薬指、中指など状況によって異なります」
と、現在、東京都豊島区の一心病院でO-リングテストを取り入れている川島紀文先生。一見、簡単そうに見える検査法だが、検査する部屋の磁場や、被験者が身に付けた貴金属などが検査結果
に大きく作用するだけに、素人が気安く手を出すのは危険。O-リング協会が認定した講習を受けることが必要だ。
O-リングテストでは、体のさまざまな部位の異常を知ることができるが、驚くべきことに、レントゲンには写
らないほどの小さなガンも発見できるという。これは同一物質間の共鳴現象を利用したもの。例えば胃ガンの細胞の標本で胃の真上に触れると、同じ物質間で共鳴が起き、胃ガンのある人だけO-リングが開くのだ。
このテストの魅力はこれだけに留まらない。川島先生から見たO-リングテストの最大の魅力は、「各患者ごとに最適な薬を見つけだすことができること」にあるという。
例えば、風邪を引いている被験者の代表点を押せば、指は簡単に開く。ところが、被験者の手に漢方薬などを置くと、とたんに指が開かなくなる。しかも、手に置く漢方薬の種類によって、指の開閉が変わってくる。指が開かなくなった漢方薬が、その人の症状に適しているというわけだ。
「同じガンでも種類はさまざま。また患者の体質によって、効く薬と効かない薬とがあるわけです。ところが西洋医学の場合、ガン患者というだけで、ある程度、処方する薬が決まってきてしまうんですね。
例えば、ガンに効くとされる薬AとBがあるとします。Aは副作用が強く、Bは副作用が弱い場合、本人の希望もあり、Bを選択したとします。ところが、いつまでたっても効果
が上がらない。
そこでO-リングを使って検査してみると、その患者にはBという薬が合わないことがわかる。たとえ副作用が少ないからといっても、効かない薬を使用していたのでは、ただ体に負担がかかるだけですよね。それぞれのガンの個性を見抜くことに長けたO-リングを用いれば、こういった無駄
を減らすことができるのです」
と川島先生は言う。
科学技術の上で発展した西洋医学と、整体観にもとづく東洋医学には、それぞれの優れた治療法があり、融合することが大切だが、それを橋渡しする方法の一つがO-リングテストだと考えている。
「O-リングテストは、あくまでも検査法であり、治療法ではありません。ですからその結果
次第で、その後の治療は西洋医学に頼ることもあれば、東洋医学に頼るところもある。西洋・東洋問わず、その患者さんに一番適している治療法を提供できるのがO-リングの良いところです。
医療は、まだまだ未完成です。大切なのは、その人の持っている自然治癒力を最大限に生かすことです。O-リングテストは、治療力をひきだす薬やほかの治療法を開発できる可能性をもっています。これは大変意義のあることです」(同氏)
患者の身体の中で起こっていることを探知できるO-リングテストは、新しい医学の形といえるだろう。
● O-リングテストの特長
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簡単に、多種の病気を推測できる。
ガン、糖尿病、成人病などの早期発見が可能。
それぞれの患者にあった治療法が見つけられる。
高価な検査をいろいろする前に病気をしぼりこむことができる。
薬が患部にだけ働くようにすることができる。
被験者の弱い部分がわかるため、予防策を立てやすい
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