ダイエット(タイミング・ダイエット)
食べたいときには食べていい、どんな生活リズムでもOK、カロリー計算、激しい運動も不要。ただ毎日体重をチェックし、1週間に一度ぐらいの主食調整をして、やせる条件のできた日の空腹時に体操をするのがキーポイント。これが長い間、注目を浴びているタイミング・ダイエツトである。
タイミング・ダイエットを開発した宮本裕子先生によると、
「まずはやせる時の条件をつくることです。ダイエットという観念を忘れ、食生活の白然のリズムを知ることからスタートして下さい」
本来持っている自然のリズムを利用するからこそ、このダイエットは長続きするのだ。
「自分の体重のリズムを知るため、自然の食生活の中で体重を量って下さい。ダイエットで減食を続けていた人はもとの食生活に戻すこと。
食べものを抑えていた人は体重も増えるはずですが、自然の食生活でスタートします(リバウンドさせないためです)。体重を量るときは、同じ条件で行なうことことが重要です」
この場合の条件とは、決して同じ時問に量ればいいというものではない。
「同じ時間でも、前の日に徹夜した時と早く寝てたっぷりと休養を取った時とでは、体の状態が違って当然ですから」
つまり、普段の生活リズムの中で、体重を量るということなのだ。例えば、飲み会があった次の日、旅行中や後など、日常とは違うイベントがあった時の体重の増減は気にしなくてもいいのである(そのような時にどう変わるのか。また変わらないのかを知っておくことの方が大切)。
「1週間の体重の流れが分かったら、増える日、減る日があるはずですから、その中で最低体重の日をやせるタイミング日として、主食調整をしてください」
主食調整といっても、特殊な食事を摂るわけではない。面倒で長続きしないカロリー計算は必要ないのだ。
ただ、その日だけは主食を抜くこと。試しに夕食だけとしておこう。糖類過剰にならないようにするためだ。そして、その分、肉や魚といったたんぱく質、さらに野菜、海草、キノコ等を食べるようにしよう。
「エネルギーが大量に残っているのにそこへ上のせをするから体重が増えるんです。ですから、この調整によって、エネルギーを使い果たしてしまいましょう」
主食を抜くことはやせるための条件作りとなっている。そして、1週問に2日位は栄養のバランスをチェックして、過不足を調整すればいい。
もう一つ大切なのが、体操である。
「最低体重より1kg近く減った日を『ヤセ日』として、体操をするようにして下さい」
この『ヤセ日』とは、やせる条件ができた日のことである。決して、やせた日という意味ではない。
この体操は必ず空腹時に行なうようにして欲しい。体操後の2〜3日は、快い筋肉痛があり、体重も上がったり下がったりして一定しない。しかし、このサイクルが終わった時『ヤセ日』の時の体重に戻る。ここで初めて体重が減ったと判断するのである。
『ヤセ時』と『ムダ時』
さて、やせようとする時は食べ物のことだけをターゲットにする人が多いが、生理周期を持つ女性では、やせるタイミングが生理のリズムに左右されてしまう。
生理前の1週間から生理期まではどうしても体重が増えてしまうのは仕方のないこと。このときにはなにをしても無駄である。
宮本先生はこの日を『ムダ時』と命名している。『ムダ時』の生理前期は体重が増えるのも当たり前で、それを気にすると、ただでさえイライラしているところに余計なストレスを与えてしまう。
「誰でも体重は増えるということを知っていれば、イライラも解消できるはずですよ。この時期は甘いものを食べたければ、楽しく食べて下さい。ストレスをため込まないようにすることが第1なんです」
また、生理が遅れがちの人、生理痛がある人は、この時期(生理前)に体操をしておくと、生理促進や生理痛にも効果があるという。
「生理の終了後が『ヤセ時』なんです。体重が元に戻る生理終了期から主食調整を始めてください。1〜2日で体重が変化しない場合は、まだタイミングが訪れていないということです。落ちる日まで続けてください(生理終了の判断は人それぞれあいまいのため)」
そして、夜だけの主食調整から始めることを先生は勧めている。
ちなみに生理がない男性の場合はどうだろうか。
「男性の場合は、生理に影響されることがないから簡単です。女性に比べると楽に体重を減らせます」
たとえば1週間のうちで残業や飲み会の付き合いがある人はその前に『ヤセ日』体操日を設定してタイミング・ダイエットを実行していけば良いのである。
「金曜日にお酒を飲まなきゃならないとなったら、金曜日を『ヤセ日』と決めてしまうんです。そして、その日に体操しておく。そうすれば、新陳代謝が活発になります。エネルギーをため込むことなく、どんどん消費させることができるわけですね」
一般的には酒を飲んでいるとやせられないといわれるが、宮本先生によると、別に飲みたい時には飲んでも構わないということになる。だから、無理に飲み会を断る必要もない(但し、飲む量にもよることと、その後の食事も影響する)が、人にもよるので試してみよう。
タイミング・ダイエットでは『食べること』、『皮下脂肪を効果的に燃やすこと』、『休むこと』、つまり栄養、体操、回復力を三原則にしている。これは健康の大原則でもある。
そして、実行できないときはできないと割り切って、体重の維持(1kgの範囲内)で気楽に過ごす。この余裕がストレスを軽減して、健康を維持し、結果的にやせる体をつくっていくのだ。
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