脱毛(1)
レーザー・絶縁針脱毛
むだ毛の処理で悩む女性は多い。また、女性に限らず、男性でも毛の手入れをすることは当たり前になってきた。最近では、毛深いことが原因でいじめられる小・中学生もいるという。皆、むだ毛のないすべすべ肌を手に入れたいと願っているのだ。
にも関わらず、ほとんどの人が「体に悪影響はないの?」「どのくらいの費用や時間がかかるの?」などと心配し、病院に行くことをためらっている。そこで、そんな不安を解消するため、毛の仕組みを初め、レーザー・絶縁針脱毛のメカニズムなどを紹介する。
むだ毛の自己処理はシミの原因に
自分白身でむだ毛の処理をしたい場合、例えば「カミソリで剃る」「ピンセットで抜く」「脱毛クリームやワックスを塗る」などの方法がある。しかし、これらは皮膚トラブルの原因にもなる。
「むだ毛の白己処理はお勧めできません。というのも、毛嚢炎(もうのうえん)などを起こしてしまうおそれがあるからです。そうなると、皮膚は黒ずみ、やがてはシミに変わってしまいます」
とは西山美容・形成外科医院の西山真一郎先生。
その他、自己処理のトラブルで多いのが埋没毛だ。これは皮膚中で伸びてしまう毛のことで、心当たりのある人も多いのではないだろうか。
「自己処理をやめれば、1年ぐらいで皮膚の状態は良くなります」(前出・西山先生)
脱毛は形成外科、皮膚科、美容外科の分野である
プロフェッショナルの手にかかることができれば、どこでも良いという訳では
ない。等々力皮フ科形成外科の大久保正智先生によると、
「どこで脱毛を行うかが重要になってきます。例えば、消費者センターには、エステで被害にあった人からの苦情が数多く寄せられているんです。
本来、レーザーや絶縁針で、脱毛を行えるのは医師だけです。医療機関でもない施設で脱毛を行うと、何かトラブルがあった場合、すみやかに対処することができません」と警告する。
しかし、脱毛=エステというイメージが定着しているため、病院でも脱毛を行っていることを知らない人は多い。脱毛は形成外科、皮膚科、美容外科の範疇なのだ(但し、全ての形成外科、皮膚科、美容外科が脱毛を行っているわけではない)。
「病気でないのに、病院に通うなんて」と後ろめたい気持ちを抱えず、気軽に相談してみてみよう。
では、安全な病院を探すにはどうすれば良いだろうか。
「脱毛には時間やお金など、大きなリスクが伴います。満足のいく脱毛を行いたい人は『社団法人日本美容医療協会(03−3239−9710)』への問い合わせをお勧めします。適切な病院を紹介してくれるでしょう」(前出・大久保先生)
また、ここでは情報提供の他、医療やトラブルなどの相談も受けつけているという。
「前払いでの契約を行うところは避けた方が良いでしょう。何かトラブルがあった場合、なかなか辞めることができないからです。『日本医学脱毛協会(03−3226−4464)』加盟の病院は、1回ごとの支払いになっているので安心です」(前出・西山先生)
なかには「途中で挫折しないため、前払い制度をとっている」と釈明するエステや病院もあるが、無論、言い逃れにすぎない。海外では、1回ごとの支払いが当たり前となっているのだ。
レーザーと絶縁針、2通りの脱毛方法
プロによる脱毛には、レーザーと絶縁針の2通りの方法がある。「まずはそれぞれのメリットやデメリットを知りましょう」(前出・西山先生)
どちらを選ぶかによって、方法はもちろんのこと、脱毛できる部位、かかる時間や費用もまるで違ってくるのだ。
「例えば、レーザーでは個人差があるので永久脱毛できると言いきることができません。その代わり、手早く仕上げることができます。一方、絶縁針は永久脱毛が可能。しかし、強い痛みを伴います」(前出・大久保先生)
「あと、色黒の人はレーザー脱毛には不向きです。これはレーザー光の性質と強く関係しています」(前出・西山先生)
次にレーザー、絶縁針のメカニズムを初め、施術の流れなどを詳しく解説していく。両者をよく比較して、白分に合った方法を検討してみよう。
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